「恭平、宿題見せてっ」 初純は席につくなり、俺に言った。 初純の席は俺の左隣だ。 「『見せてください、恭平様』だろ?」 ニッと俺が笑うと、初純はあからさまに嫌気のさした顔をした。 「絶対イ・ヤ!」 「じゃ─見せね─よ♪」 ↑棒読み(笑) 「う〜…、イヤ!もういいじゃんっ」 「だ─め♪」 「見せて!」 「やだ」 「見せてよ!」 「やだ」 「…もう…いい!一登見せて!」 「はいはい」 俺はイスの背もたれにもたれながら一登のノートが初純に渡るのを見てないふりをして見ていた。