「…ぁ……」 水道場につくと、練習終わりの恭平が顔を洗っていた。 「………」 夕日が濡れた顔と髪に反射して、キラキラ光っている。 髪の毛の先から、ポタポタ落ちていく雫。 「……っ…」 タオルで顔を拭き、水道場をあとにしようとした恭平が、後ろを向いたことで私と目があった。