ガバッ 俺はその声が聞こえるのと同時に、勢いよく顔を上げた。 トクン… …トクン…ッ 抑えようとしても、心臓はせわしく動く。 サラサラなショートカット。 少し小柄で、でもすらりとした体型。 ひまわりみたいな笑顔。 「あっ、恭平、おはよう」 「…おはよう、初純」 だってこいつが俺の好きなやつなんだから。