恭平は制服についた土を払う。 けれど、俺の方はまったく見ない。 俺は小さく息をついた。 「恭平は初純が好きか?」 「……おう」 顔が見えないが、恭平の耳が瞬く間に真っ赤になっていくのが見えた。 「…なら、いい」 「はっ?」 恭平はまだ赤い顔のまま、勢いよく俺の方を見た。