「…ったく」 俺が血を拭こうと恭平の足に触れようとすると、恭平は俺の手を制した。 「血…拭けないだろうが」 「舐めときゃ大丈夫だって…」 恭平はすくっと立つと、自転車に手を伸ばし、元に戻した。 「…っおい、恭「なぁ…」 恭平は俺のことを無視して、俺に背を向けたまま、こう言った。 「今でも…好きか?」