陽ちゃんはゆっくりと腕の力を緩めた。 「宮下…話がある」 恭平の今までに見たことのない真剣な顔に少し驚く。 「初純は渡さないよ、?」 「…っ……、」 陽ちゃんは私の首に腕を回した。 陽ちゃんと私の顔が近くなる。 「…陽ちゃんっ…、」 「俺は…初純が好きだ。中学の頃ずっと…初純しか見ていない。」 3人の間に少し冷たい空気が流れる。 「宮下…」 恭平が意を決して口を開いた。 「俺も…初純が好きなんだ。 大好きなんだ!」 …─えっ