「好きなものは…どうしようもない」 「…恭平…」 「俺は初純が好きだ」 恭平はそういうと、またドリブルを始めた。 俺はそんな恭平の姿がなんだか輝いてるように見えた。 「…そうだな」 恋をしている人はこんなに輝いてるんだな…と思った。 俺は陽平の存在自体に怯えて、結局何も行動できていなかった。 「一登」 「ぅわ…っ」 ダム…ッ… 「ちゃんと取れよ」 そう言ってニッと笑った恭平からのパスは、力強かった。 「…おう…っ…」 俺は恭平の元へ走った。