「…何いってんだよ」 「……」 「その程度の気持ちだったわけか…」 俺はすっと立ち上がり、その場を去ろうとした。 「……違うっ!」 ガッと襟元をつかまれて、壁に押し付けられた。 「…何が?」 「…俺は…初純の幸せを願って「は?」 俺は恭平からつかまれた襟元から、恭平の手を振り払った。 「伝えてもないくせに、カッコつけて引き下がるなよ」 「…一登…?」 「伝えることを諦めたら、そこで終わりなんだぞ?」 「………」