────………… 「長い間、お邪魔してごめんね」 「全然いいよ」 あの後、一時間ほど泣いてしまい、もう日が落ちそうだ。 「今日は…ありがとう」 「いえいえ♪」 一登はニコッと笑って、玄関の外に出た。 そして、私に背を向けたまま、優しくこう言った。 「俺は初純の笑顔に惚れたんだ。だから、初純にはいつも笑顔でいてほしい」 「…一登」 「陽平も恭平も…、いいやつだから、ゆっくりまっすぐ向き合えよ?」 「うん…!」 …─ありがとう、一登。