一登の部屋のイスに座って、しばらくすると、一登がやってきた。 「はい、オレンジジュースにクッキー♪」 「ありがとう」 私がクッキーを口に入れると、一登は制服のネクタイを緩めた。 「初純はオレンジジュース好きだったよな」 そう言いながら、一登は私の横に座った。 「あ…うん」 「それ…陽平の真似だろ?」 「…なんで…知ってるの?」 驚いて一登をまじまじと見ると、一登が少し笑った。