「………」 一登が黙っている所を見ると、やっぱり的中したみたいだ。 『宮下=陽ちゃん』だったんだ。 気まずい雰囲気が流れ、一登が何かを言いかけたその時、 「神崎、ちょっといいか?」 「あっ、はい」 顧問が体育館のドアから顔を出し、俺を呼んだ。 「先、帰ってて」 「…おう」 一登は少し視線を下げたまま更衣室へと消えていった。