──…… そんな、中学生活もそろそろ終わりに近づいてきた頃。 『え!?陽ちゃん、留学しちゃうの?』 『うん、絵の勉強してくるよ』 『うそ…もう、決まったことなの…?』 『うん…』 俺はその話を初純の横で聞いていた。 俺は初純が明らかに落胆していることがわかっていた。 俺だって陽平と離れるのはつらい。 けれど…、 俺はそれ以上にチャンスじゃないかと思ったんだ。