更衣室のドアを開けると、水道に恭平の姿があった。 「…恭平!」 「……ん?」 恭平は洗った顔をタオルで拭きながら後ろを振り向いた。 …─トクン…ッ トクン… 今更になって緊張してくる。 「えっと…」 あたふたしている私の手から恭平はチラシを取った。 そして、まじまじと見る。 「美術…?」 「…そう!杏理の作品が…飾ってあるから…っ、」 そこまで言って次の言葉が出ない。 「…あるから?」 恭平が私の顔をのぞきこんだ。 ……ち…近い!!