「全「あぁあぁぁ─っ!」 一登がリピートしようとしたので俺はこれでもかと言うぐらい大声を出した。 教室内がしん…っ…と静まり返ってしまった。 「はぁ…はぁ…」 俺は荒くなった息と赤くなった顔をゆっくりと沈めていった。 「木原、ちょっとこい」 グイッ 「えぇ!?」 俺は木原杏理の腕をとり、教室から出た。