次に匠から飛ばされた言葉に俺は目を見開いた。 どうやら俺は匠に抱きしめられている女の子を、ベッドに押し倒して襲おうとしていたらしい。 俺、寝呆けてたってことか? いくら夢の中にいたとはいえ、最悪なこと…しちまった。 俺は立ち上がって、スタスタと女の子の所に近寄る。 まだ体を震わせながら、警戒した表情で見つめる女の子に、俺は頭を下げて謝った。