「………んっ…」 少し経つと翠央が声を漏らして、ゆっくりと目を開けた。 ぼんやりしながら、俺を見つめている翠央。 俺が微笑むと、ニコッと笑顔を見せてくれた。 ヤバイ…。 寝起きから、襲いたくなるぐらい可愛い…。 そんな衝動に駆られながらも、ぐっと堪えて、柔らかな頬に触れた。 「翠央、おはよ。」 チュッと唇にキスを落とすと、翠央の頬がみるみるうちに赤く染まっていった。