──────…‥ ─────…‥ ん…? 目を開けると、外は薄らと明るくなり始めていた。 翠央は俺の隣で静かな寝息をたてながら、ぐっすり眠っている。 昨日、しばらく寝かせてやれなかったもんな…。 キスをし始めた後、雷は少し経ったら鳴りやんだけど、翠央の唇は離すことがなかった。 理性の糸なんて、完全にきれていたよな…俺。 翠央の髪を撫でながら、可愛い寝顔を見つめた。