初めて翠央が俺の家に来た、あの日は…… 理性が飛ばないように…って思って、ソファーで眠ってしまった翠央をベッドに運ぶのを我慢したっけ…。 このベッドで一緒に寝る日が、そのうち来るんだろうな…って、あの時は何気なく思ってたけど…… まさか、こういう形で俺のベッドの中に翠央が入ってくれるなんて、思ってもみなかったな…。 翠央を見ると、俺のバスローブをギュッと握ったまま、瞬きを何度も繰り返していた。 もしかして…緊張してる?