翠央のいる部屋に来てから、数十分が経過したものの、雷はなかなかおさまらない。 ムシ暑さが半端なかったからかな…? こういう日は、翠央にとって、本当にキツいよな…。 俺の腕の中で、雷の音が鳴る度にビクッと体を震わせている翠央の髪を優しく撫でた。 これじゃあ、翠央も寝たくても眠れないだろうな…。 今日は… 俺が傍にシッカリついていてやらねぇと…。 俺は、胸元に顔を埋めている翠央の耳元に唇を近付けた。