「いいから…俺の傍に居ろよ…。」 ギュッと抱きしめる力を強くすると、翠央はコクンと頷いた。 大人しく……というよりも、固まっている翠央の髪に指を絡めたり、おでこにキスを落としたりしながら、時間を過ごす。 こんな風に翠央に触れてる時間は癒されるんだよな…。 ずっとこのままでもいいくらいだ…。 結局、この日…翠央の午前中のバイト時間は、殆ど俺と過ごす時間に費やすことになった。