受験生としての生活…。 匠と翠央ちゃんの恋を応援する生活…。 毎日が色々と慌ただしく過ぎていき、気付けば今日という日を迎えていた。 見事、志望大学に合格した俺は、卒業式の日から徐々に引っ越しの準備をしてきていた。 そして、さきほど… 引っ越し業者に家具や家電製品などの大きな荷物をトラックへと積んでもらう作業をしてもらったところだ。 あとは俺が出発するだけか…。 机の上に置いてある飛行機のチケットを手にとった。