「た、匠先輩に…ですか?」 突然の俺の言葉に、アタフタしている翠央ちゃんの顔は次第に赤くなっていく。 「そ…それじゃあ、“明日は匠先輩に会いたいです”って伝えて下さい。こ、こんな状況で会えるか分からないですけど……」 寂しげに微笑んだ翠央ちゃんは、友達と一緒に更衣室へと走って行った。