そう決意を新たにして昼休みも行ったけど、更に増えたような気さえする女の子たちに、迫力負けしてしまった。


なんだかクラス中が匠ファンの女の子たちで溢れているような感じだ。


うっ…
やっぱり不可能だ…。
ごめん、匠…。


何もすることが出来ずに、ただただ教室で盛り上がっている女の子たちを見ることしか出来なかった。



でも、5限終わりの休み時間…。


ほぼ諦めの境地で2年生の教室に行った俺は、ちょうど廊下に出てきた翠央ちゃんとバッタリ会ってしまった。