いやいや! 何てこと考えてるんだ、俺。 翠央ちゃんは困ってるっていうのに、不謹慎にもほどがある…!! ブンブンと首を振った。 よし、今がダメならその次の休み時間だ…! 俺は、休み時間になる度、翠央ちゃんに会いに……じゃなくって、匠に会わせるために何とか機会を伺うべく2年生のクラスへと向かった。 隙あらば…と思っていたけど、む……無理だ。 常に変わらず、たくさんの女の子たちに囲まれてる翠央ちゃん。 だんだんと人数は増える一方で、ますます手が届かない。 どうしようもないな…これは。