「翠央ちゃん、そこにいたんだ…!」 傍に駆け寄ると、周りからは“キャーッ!”という声が飛び交った。 「す、すみません…。分かりにくかったですよね…?」 周りを気にしながら、小さくなってる翠央ちゃんを見兼ねて俺は廊下に連れ出した。 あんなにたくさんの女の子に囲まれてるとは… 俺の予想以上だ…。 あれじゃあ、翠央ちゃん…息苦しいよな…。