翠央ちゃんもジャージ姿ってことは… さっきの女の子たちも2年か…。 「なんか急ぎの用事ですか?私ってば、通路妨げちゃいましたね…。すみません…。」 申し訳なさそうに廊下の端に寄ろうとする翠央ちゃんの腕を掴んで引き止めた。 「あ、違うんだ…。急いでたわけじゃないから大丈夫。」 慌てて否定すると、翠央ちゃんは少し微笑んでくれた。 ドクン… なんだ?今の…… 翠央ちゃんが少し笑ってくれたことに… 心が反応してる……?