「全く…お前は油断も隙もねぇな…。今度、そういう目撃情報を耳にしたら、いくら留羽でも容赦しねぇからな…。翠央は俺の大切な女だ…。」 最後にトドメと言わんばかりの鋭い視線をビシッと浴びせられた俺は、シュ〜ッと心がしぼんでいった。 ひでぇよ…匠。 そりゃあ、もとは俺が悪かったわけだけど…… 何もあんなに怒らなくてもいいじゃんか…。 翠央ちゃんとの昼食だって、ほんわかムードだったんだぞ!? 匠が想像してるような危ないことなんか、何一つしてねぇのに…。