「でも、匠も俺の相談にのってくれたりするし、いい奴になる時もあるんだよ〜」
アハハ…と笑ってみたものの、翠央ちゃんは表情を変えないままだ。
「留羽先輩、私が言うのもおこがましいんですけど……匠先輩と仲直りして下さいね…?二人の先輩を見てると、すごくお似合いな気がしますから…。」
えっ!?
ちょっと待って、翠央ちゃん!
なんか、俺と匠…
いつの間にかケンカしてる設定になってるじゃん!
まあ、翠央ちゃんの一件があってから匠には、凍り付くような視線浴びせられまくってるけど…
ケンカ…してるわけじゃねぇんだよな。


