「だから前も言ったじゃん。父さんの目力ハンパないって。そんなことより質問に答えてよ。」
「なんでなんだ…俺の睨みそんなに怖くないのか…」
などとブツブツ独り言を言ってた。
え…
真面目にショック受けちゃってるみたいな。
こいつ実はヘタレなんじゃね?
という疑問を思い始めた今日この頃。
でもこのタイミングでその疑問をぶつけると余計に凹んで将来の夢の欄に自殺志願者の引きこもりと書きそうなのであえて言わないことにした。
あたしちょー優しいみたいな。
ってか結局質問に答えてもらえなかったみたいな。
丁度そのときタイミングよくマッキーが教室に入ってきたのでマッキーに聞くことにした。
「ねーねーマッキー、なんで皆こんなにやる気に溢れてるの?」
「あ?ああそっかーもうこの時期かー」
とか言って1人で勝手に納得してる。
早く説明せんかい?!
というつっこみを思わず入れそうになったが別にそこまで興奮してるわけでもないしめんどいので目線で「早く言えよばーか。早く言わないと冷たい土に埋めたろうか?」と訴えたが届かなかったみたいだった。
まぁテレパシーがないので当たり前なんだろうけど。
でもあたしはストーカー素質があるので決して諦めずにマッキーが気づくまで目線で訴え続けた。


