「あたしも久々に体を動かしたいなー」
梓もあたしに同意してきた。
マスターも地味に「俺も俺も!」と言いながら手を挙げてた。
下っ端もなんか空気的に「自分も行くっす。」と言ったので皆で一階に行くことにした。
そしたら本当に400人くらいいて気持ち悪かった。
と素直な感想を述べさせてもらった。
心の中でだけど。
まぁでもその分暴れるし、いっかー。
と開き直って見る。
うんまぁ両者無言でケンカを始めたわけです。
そして始めて一分も経たないうちに骨の折れる音とか男たちの熱い喘ぎ声とかが聞こえてきた。
始めて二十分くらいになって下っ端が倒れた。
まぁ予想通りだから別に驚かないしかけよりもしないけど。
だってめっちゃ囲まれてるもん。
男たちに。
ここで乙女な女の子なら「きゃーっ!やめて~!」と可愛らしい声で叫びだしそうだ。
残念ながらあたしは乙女という言葉とは一キロくらい離れているので、そんな声をあげないけど。
ってか今ちょー楽しいんだけど!
やばい!ひゃっほー!!!
と珍しくいっぱいびっくりマークをいっぱい使ってみたり。
とそんな感じで残り百人くらいのところで梓とマスターがたおれた。
つうか梓を倒すとかこのあたしがゆるすわけないみたいな。


