最愛の君へ

先輩等がたむろする場所は

聡先輩の後輩である翔(ショウ)先輩の住むアパートだった

翔先輩は独り暮らしをしていたせいか

いつの間にが俺ん家が溜まり場になっちまったんだよなぁ~゙

なんて言いながら翔さんは苦笑いしていた

喧嘩も強くて

面倒見が良い

すっげー優しい翔さんの事が

俺は大好きだった

翔さんと聡さん以外の奴等は正直嫌いだった

俺様自慢を毎日聞かされて

俺は強ぇんだぜ?って自慢する割りには弱かったり…

我が身がやばくなりゃ聡さんや翔さんに頼ってばっかで

口だけのなんちゃってヤンキーにしか思えなかった

そんな事下っ端の俺が言えるわけもなく

へこへこしてたなぁなんて考えてると

翔さんのアパートにたどり着いた