彼女ノ写真

そんな、超人的身体能力を持つサイオンジ先輩が放つスマッシュが、一体どんな物なのか？想像するのも恐いから、止めておこう。




あ、そうだ！でもこっちには、マキ先輩がいるじゃないか！───うん、きっと手加減してくれると───くれるとぉ───思いたいっ！




そんなこんなで、私達は美術部内バドミントン大会を始めた。




シキちゃんは、何とかマイナスにならない様に、健気に頑張っていた。




試合開始前に結び直した後ろ髪が、左右に激しく揺れて、乱れる。