マキ先輩は笑いながら、サイオンジ先輩は恥ずかしそうに、その出来事を私達に話してくれた。
その日、先輩達は二人で映画を観に行った。いろいろ議論やら勝負の末、恋愛映画を観に行ったそうだ。
待ち合わせの場所を珍しく、お互いの家以外にしたらしく、そこへ先に着いていたマキ先輩は、しつこくナンパな男に言い寄られいていたらしい。
「私はね、その時───しつこいな~こいつ、ソチンに一発ヒザでも、ぶち込んでやろうか───とか思っていたのよ。
でもね、サイオンジの姿が見えたから、あ、やっと来たか!って思ってさ、そこから離れようと思ったの。
でもそしたらさ───気が付いたら、この子が私の横に立っていたのよ!」
マキ先輩が言うには、その時のサイオンジ先輩の移動速度は、まるでカマイタチの様だったそうだ。
カマイタチって、ずいぶん不思議なモノを引き合いに出したなぁ。
その日、先輩達は二人で映画を観に行った。いろいろ議論やら勝負の末、恋愛映画を観に行ったそうだ。
待ち合わせの場所を珍しく、お互いの家以外にしたらしく、そこへ先に着いていたマキ先輩は、しつこくナンパな男に言い寄られいていたらしい。
「私はね、その時───しつこいな~こいつ、ソチンに一発ヒザでも、ぶち込んでやろうか───とか思っていたのよ。
でもね、サイオンジの姿が見えたから、あ、やっと来たか!って思ってさ、そこから離れようと思ったの。
でもそしたらさ───気が付いたら、この子が私の横に立っていたのよ!」
マキ先輩が言うには、その時のサイオンジ先輩の移動速度は、まるでカマイタチの様だったそうだ。
カマイタチって、ずいぶん不思議なモノを引き合いに出したなぁ。
