そんな事を言われて、黙っているシキちゃんじゃなかった。彼女は、弱々しく可憐なお嬢様の様な見た目に反して、負けず嫌いだった。
「私だって、バドミントンぐらい出来ますよ!サイオンジ先輩、必ずプラスになって見せます!!」
「いいのよ~マイナスのままで。私に借りを作りなさいな、シキちゃん」
「どんな利子が付くのか恐いので、遠慮します」
「あら残念」
「さぁ~話はまとまったわ!勝負開始よっ!!」
何の勝負なのだろう?と私は、その勝負の当事者にもカカワらず、素朴な疑問が浮かんだ。でもそれを聞いたら、いけない気がした。
きっと、今は何も無いのだ。勝利者が得る物など、何も無いのだ。
そして私が質問した瞬間、その戦利品が、突如として生まれるのだ。マキ先輩とはそういう人だから。
「私だって、バドミントンぐらい出来ますよ!サイオンジ先輩、必ずプラスになって見せます!!」
「いいのよ~マイナスのままで。私に借りを作りなさいな、シキちゃん」
「どんな利子が付くのか恐いので、遠慮します」
「あら残念」
「さぁ~話はまとまったわ!勝負開始よっ!!」
何の勝負なのだろう?と私は、その勝負の当事者にもカカワらず、素朴な疑問が浮かんだ。でもそれを聞いたら、いけない気がした。
きっと、今は何も無いのだ。勝利者が得る物など、何も無いのだ。
そして私が質問した瞬間、その戦利品が、突如として生まれるのだ。マキ先輩とはそういう人だから。
