彼女ノ写真

「あれよ、今日は天気がいーって言ったでしょ?だからさ、バドミントンでもしよーぜぃ!と思って、呼び出した訳よ。な、サイオンジ」




サイオンジ先輩は、静かにウナヅいた。それを見て、シキちゃんが口を開く。




「バドミントンするのはいーんですけど、先輩───四人ですよ?三対一でも、勝負にならないと思うんですけど」



「まぁ、そうなんだ。私もそう思った。マイハニー・サイオンジの超人的な身体能力に、ザ・文科系の我々が束になって掛かろうとも、勝てる訳がない!

───そこで~ハンデを付けますでーす!私とサクラ、サイオンジとシキが組みますでーす!」



「何かキャラなんですか、それ?って言うか、私とサイオンジ先輩が組んじゃっていいんですか?」



「いいわよ。ただその代わり、そっちチームは必ず交互に打つ事がルールね」



「なるほど。サイオンジ先輩の圧倒的な身体能力を、私と言う、逆の意味の圧倒的な身体能力で、相殺させようと言う事ですか」



「その通りっ!二人が必ずプラスにはならない。シキ!あなたの存在は、サイオンジにとって、大きなマイナスとなるのよっ!」




マキ先輩は、ランウェイの先端で、ポーズを決めるモデルの様に、両手を広げて、斜め四十五度の角度で上を向き、軽く目を瞑り、しっかりと制止した。