彼女ノ写真

「あの先輩、さっきのですけど、あれ、ハル姉のイタズラです」



「さっきのって、、、さっきのあれ？」



「はい、さっきのあれです。きっと自分のいない所で、あんな楽しげな絵を描いてた事に対して、私だけのけ者にして～って思ったんだと思います。それで、あんな怒っている演技をしていたんだと」



「さすがハル先生ね～なかなかやるわ。恐るべし！ハル先生っ！」



「そんな驚かなくても、、、」



「こりゃ～サクラ、本当に脱ぐしかないんじゃない？」



「何で、そうなるんですか！？って、さっきの驚きは、それを言う為のフリだったんですね？！」




突然に張り上げた声に反応を示したのは、やはりサイオンジ先輩だった。