「あーもう、ずいぶんとつまんないもん、仰々しく入れやがって!あのバカは!追いかけるよ!」




マキ先輩の怒りの意味が分からなかったけど、追いかけると言う考えに関しては、反論の必要などなく、クツを履き替え、シキちゃんのクツを手に持って、私達は外に出た。




「あれ?でも、何処に行くんですか??」



「この写真を見なさい!」




マキ先輩がかざしたのは、メッセージ入りのあの写真。




そこに写った風景は、私達の愛すべき場所、焼却炉付近、ちょうど小梅ちゃんの前だった。