「じゃ、開けます」




───ガチャン───




「「あ」」




シキちゃんも、上からゲタ箱の中が確認できるだろうサイオンジ先輩も、同じ声を出した。




「何?何があったのよ?」



「こんなのが、、、」




シキちゃんが手にしていたのは、写真が詰まっている事が容易に想像できるほど、膨れ上がった、B五サイズのアルバムだった。




「何それ?アルバム??」



「はい、、、アルバム」




シキちゃんは静かに、そして恐る恐るアルバムを開く。