シキちゃんは、駆け出した。私達は、少し間を置いて、彼女の後を追う。私とマキ先輩は、小走りに。サイオンジ先輩は、少し歩幅を大きくした早足でと、それぞれ自然に調整をして。
途中、ハナウタを歌いながら、ほのぼのと美術準備室へ向かって歩く、ハル姉と出会う。
前からやって来る私達に向かって、ハル姉が少し大袈裟な喜びを込めて言う。
「ねぇ、聞いて!シキちゃんが、すっごい走ってた!!」
そのあまりにも無邪気な表情に、私は不思議と安心した。
───きっと、すべて上手くいく。
彼女が放つ圧倒的な癒しのオーラが、絶対的な安心感を与えてくれる。
それは今に始まった事じゃない。ハル姉は出会ったあの頃のまま、そのままの心で成長しているのだろう。
私は、足りない部分はたくさんあると自覚している。けれども、やっぱりずっと、今の私のままでいたい。
そんな事を思いながら、ハル姉の横を通り過ぎる。すれ違いざま、今の状況を言葉にする。
途中、ハナウタを歌いながら、ほのぼのと美術準備室へ向かって歩く、ハル姉と出会う。
前からやって来る私達に向かって、ハル姉が少し大袈裟な喜びを込めて言う。
「ねぇ、聞いて!シキちゃんが、すっごい走ってた!!」
そのあまりにも無邪気な表情に、私は不思議と安心した。
───きっと、すべて上手くいく。
彼女が放つ圧倒的な癒しのオーラが、絶対的な安心感を与えてくれる。
それは今に始まった事じゃない。ハル姉は出会ったあの頃のまま、そのままの心で成長しているのだろう。
私は、足りない部分はたくさんあると自覚している。けれども、やっぱりずっと、今の私のままでいたい。
そんな事を思いながら、ハル姉の横を通り過ぎる。すれ違いざま、今の状況を言葉にする。
