彼女ノ写真

「えっと、、、今から見ます」




そういうと、シキちゃんは顔を強張らせた。




それはそうだ。メールの内容は、シキちゃんが待ち望んでいる内容とは限らないのだから。




でも、先輩たちの話から推測するに、そのメールの内容は、明るいものに違いない。




私も先輩もゆっくりとシキちゃんの方に近付いて行くと、メールの内容を確認したであろう彼女は、首をかしげた。怪訝そうな表情を浮かべて。




「どした?」




すぐさま、マキ先輩が聞く。




「え、いや、私のゲタ箱を見て下さい。って、、、」



「は?ゲタ箱を見る?何で??」



「さー?とりあえず、行ってみます」



「まぁ、、、そうね。行ってみない事には、何も分からないわね」



「はい」