シキちゃんは、勢いよく携帯を手に取る。おそらく、発信者はエークンだったのだろう。彼女を取り巻く空気が、一瞬で軽くなったように感じた。
殻が壊れたのだ。
シキちゃんが笑顔で、こちらを見ながら一言。
「サクラちゃん!!エークンから、メールが届いたの!!!」
シキちゃんの表情が、その嬉しさを伝える。どんなに喜びの言葉を重ねて、彼女の表情ほど、それを伝える言葉は無いだろう。
「よか───」「で、何て言ってんの?あのバカは?」
私の言葉を遮り、マキ先輩が聞く。それにしてもバカって、あからさま、、、。エークンはどうやら、少年から格下げになった様だ。
殻が壊れたのだ。
シキちゃんが笑顔で、こちらを見ながら一言。
「サクラちゃん!!エークンから、メールが届いたの!!!」
シキちゃんの表情が、その嬉しさを伝える。どんなに喜びの言葉を重ねて、彼女の表情ほど、それを伝える言葉は無いだろう。
「よか───」「で、何て言ってんの?あのバカは?」
私の言葉を遮り、マキ先輩が聞く。それにしてもバカって、あからさま、、、。エークンはどうやら、少年から格下げになった様だ。
