彼女ノ写真

この三日間で、通学路を二十五往復した事により、自転車は音を上げ始めているにもカカワらず、僕自身の身体ときたら、まだまだいけそうだ。




確かに疲労は、ほぼマックスまで蓄積されているけど、骨が折れたりはしてないぞ!それに、新たな発見までする余裕があるじゃないか!




これからはもっと、僕自身を大切にしてやろう。何なら明日は、学校を休んで温泉でも入りに行こうか───うん、それは良いかもしれない。




ほら、ハイだろ?




すげ~おかしなテンションになってるぞ、僕。───って誰に言ってんだ?




やっぱり、ハイだわ!疲れすぎてて、心が勝手に盛り上げている。




そんな僕の前に、目指していた下り坂が現れた。