彼女ノ写真

だけどあの人は、実に楽しげに爽やかに、厄介事と言う名のプレゼントに愛を込めてとメッセージを添え、真っ赤のリボンまで付けて、毎度々々、僕に送り届けてくれる。




<焼却炉まで、すぐ来て下さいませ。>




うーん、なるほど。何か頼み事がある様だ。




こんなにも、シキちゃんらしい文面なのに、彼女らしくない温かな体温を感じるぐらいだから、先輩達の為なのだろう。




彼女は、例えどんな頼み事があろうとも、態度を変えたりはしない。