full moon

「最近ユウはどうなの?」



「どうって何が?」


「もぉショウ君の事に決まってるじゃん!」



「別に何も変わらないよ。ご飯食べてホテル行くだけ。」



「相変わらずまだ気づかないふりしてるの?もう一年間も経つんだからショウ君やめて次の人探したら?」



「うん。このままじゃいけないって事は分かってる。でもいざとなったらなんか…言い出せなくて。」



「きっとユウ寂しいんだよ。他にいい人ができたらショウ君なんてすぐにさよならできるって!明日の飲み会でいい出会いあるといいね。」


「いい出会いあるかなぁ。明日に期待するよ。」



「じゃあユウを見守るためにミカも明日の飲み会参加しよっと。」



「よしっ!じゃあ明日は気合い入れて化粧しようね。」



「なんかわくわくしてきたぁ。ユウのために今日は寝るまえお祈りしてあげるからね。」



「ありがとう。」





ミカはいつでも私の支えだった。