なんて。
そんな事を朝からヌボーッと考え込む私は、相当オヤジだ。

だいたい小さい頃から私の考えは周りと違っていた。

希少まれなる女子高生。
私を現す言葉にはピッタリだ

まぁ、こんな平凡な私は平凡しか好まない。
それはきっと………


「ホタルー!!あんた、また物思いに耽ってるでしょ?」

そう叫びながら私をバシバシと叩いているのは麗菜。

ハニーブラウンのショートボブに、ギラギラに輝く化粧。

ボンッキュッボンなスタイルとちょっとつり目なキツネ顔。


それが湯澤麗菜。
私の小学校からの親友で、私の良き理解者。

「なに、その私に対する説明!!
キツネって何よ!キツネって!!」


盛大に仁王立ちをする麗菜。


「だって…キツネじゃん。」

「キツネじゃない!!
読者からは性格がキツそうに見えるでしょうがっ!!!」


いやいや…
麗菜の全てがキツいから、そこら辺は大丈夫だよ。

口には出せない。
何故って?まだ死にたくないから