「お返し」 「……急に何もされなくなったら寂しいもんだな」 そんなの、どうでもよくなっていて。 「ヤキモチなんてやくなよ」 「やいてなんか……」 いつの間にか、好きになってた。 篤紀とつき合ったのは、1年半。 ラブラブな雰囲気にはめったにならないし、小さなことでよく喧嘩した。 でもそのたびに……。 「いちばんだよ」 「お前だけだって」 「んなことでいちいち不安になるな。いつも言ってるだろ?」