「そしてこれは、このあいだ仕事で撮った写真」
後ろに重ねていた1枚を上にする、彼。
「あ、スクリーンの……」
派手なメイクをした外国人の、迫力ある写真。
最近買った雑誌にも、この写真で作った広告が挟まっていた。
まさか、これを撮った人だなんて……。
だから、試供品をあんなに持ってたんだ……。
「すごいんだね」
改めて、業界での大きさを知る。
すると彼は、短くなった煙草を灰皿にこすりつけ、訊ねてきた。
「それのどこがすごい?」
「……え?」
何を言ってるの、と思った。
だって有名なブランドの写真を撮ってるんだよ? すごいに決まってんじゃん。
何が言いたいのかわからなくて、口ごもる。
透吾はふうっとひと息ついて、また海を見た。
後ろに重ねていた1枚を上にする、彼。
「あ、スクリーンの……」
派手なメイクをした外国人の、迫力ある写真。
最近買った雑誌にも、この写真で作った広告が挟まっていた。
まさか、これを撮った人だなんて……。
だから、試供品をあんなに持ってたんだ……。
「すごいんだね」
改めて、業界での大きさを知る。
すると彼は、短くなった煙草を灰皿にこすりつけ、訊ねてきた。
「それのどこがすごい?」
「……え?」
何を言ってるの、と思った。
だって有名なブランドの写真を撮ってるんだよ? すごいに決まってんじゃん。
何が言いたいのかわからなくて、口ごもる。
透吾はふうっとひと息ついて、また海を見た。



