ククッと静かに笑みをもらす透吾は、何も言わず、返事の代わりに突然、コンビニの駐車場へ入る。そしてUターン。
「……ちょっと」
「ん?」
さっき通った道を、また戻る彼。
「どこへ行く気?」
「んー」
どうやら答えるつもりはないみたい。何度聞いても透吾は言葉を濁し、ニヤニヤ笑うだけ。
ゾッとした。
「あ、あたしっ」
「ん?」
まさか、まさか……。
「脱がないからね! 絶対、脱がないから!」
逃げなきゃ、アダルトビデオに出演することになってしまう!!
ハッ! いまの服……ちょうど汚れてるし、犯された系の女で映すつもりじゃ!!
「はぁ!?」
あたしの言葉に目を丸くする、透吾。
「騙されないわよ、この悪徳! あたしで儲けようなんて100万年早い!」
ビデオなんかにされたら、全国にあたしの裸が出回って……ぎゃああっ、末代までの恥だ!
はやく、はやく飛び降りなきゃ!
「……ちょっと」
「ん?」
さっき通った道を、また戻る彼。
「どこへ行く気?」
「んー」
どうやら答えるつもりはないみたい。何度聞いても透吾は言葉を濁し、ニヤニヤ笑うだけ。
ゾッとした。
「あ、あたしっ」
「ん?」
まさか、まさか……。
「脱がないからね! 絶対、脱がないから!」
逃げなきゃ、アダルトビデオに出演することになってしまう!!
ハッ! いまの服……ちょうど汚れてるし、犯された系の女で映すつもりじゃ!!
「はぁ!?」
あたしの言葉に目を丸くする、透吾。
「騙されないわよ、この悪徳! あたしで儲けようなんて100万年早い!」
ビデオなんかにされたら、全国にあたしの裸が出回って……ぎゃああっ、末代までの恥だ!
はやく、はやく飛び降りなきゃ!



