二人きりになったとたん、

「はぁー」
ため息が聞こえた。

「なぁ、お前ってか、城崎さん?好きな奴いるだろ?」


えっ!?
な、なんで知ってるの?

「俺もいるからわかるんだわ、なんとなく」

「そうなんですか。」

なんなの?
山中って人!
パパにチクるつもりかな?