バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生《夕顔の恋の行方》

夕顔に全ての事を話して置きたくて、




その日の昼休み夕顔を探した。




もしかしたら、夕顔は屋上にいるかも知れない。




昼休みの屋上は夕顔と俺の秘密の場所だから。




屋上のドアの前に立つと男女の話す声が聞こえた。




この声は夕顔?




俺はそっとドアを開けた、そこにいたのは夕顔と夕顔の幼馴染みの満那人と言う男だった。




『夕顔、いい加減目覚ませよ。あいつは結局何も変わってなかったんだ。



毎日女が迎えに来ているんだよ。



しかも許嫁らしい。



夕顔はやっぱアイツに騙されていたんだよ。』





違う、違うんだよ夕顔、俺が夕顔に近づこうとすると、




「私信じてる将一の事。将一が信じてくれって言ったから、



私はいつまでも待つ。



私は将一が好きなの。



将一しかいらない。



将一は私に嘘ついたりしない。



私は将一信じてずっと待つって決めたの。」




夕顔に駆け寄って抱き締めたかった。